【開催レポート】artenarra chapter 2 世界一かんたんなプログラミングはまるで粘土です 〜ビスケット開発者 原田ハカセが語る プログラミングと子どもとアート〜

4月20日に無事に終了しました。
たくさんの方にご来場いただきまして、ありがとうございました!

 

 

 

 

原田博士は世界一かんたんなプログラミングソフト「Viscuit」の開発者。
プログラミングとアルテナラ代表竹丸の専門である美術教育に共通点はあるのでしょうか?

まずは参加者の皆さんのスマホにViscuitをダウンロードして実際に使ってみました。
コードの打ち込みもなく、まるでスマホゲームをしている感覚で描いた絵を動かせる。会場からは「すごーい!」の声。

 

 

 

 

 

 

 

2種類のプログラミング教育

原田博士は、プログラミング教育には2種類あるといいます。
プロのエンジニアになるためのプログラミング教育と、生活をより豊かにするためのプログラミング教育。

Viscuitは後者の思想に基づいてつくられているソフトだそう。
実際にViscuitを導入している小学校の映像を見せていただきましたが、漢字の“へん“と”つくり“をぶつけて漢字を作るゲームや、足し算のシューティングゲームなど、通常のプログラミングではかなり難易度の高そうな作品をいとも簡単に作ってしまう子どもたちの姿が。

プロフェッショナルになるためのコード書きから勉強させてしまうと、ここまでになるのは何年かかるのか……。
そもそも興味が持てずにやめてしまう子どもが大半でしょう。

だからViscuitでは、プログラミングが元々持っている可能性や面白さをできる限りリアルな感覚で楽しめるように設計されているんです!しかも今も進化中とのこと。

artenarra chapter Vol.1で伺った美術教育の郡司先生のお話を思い出しました。「美術教育には、絵が上手になるための教育と、五感でものを感じることをフルに使うための教育の2種類がある」と。
一見関係のないように思われるプログラミング教育と美術教育の通じる部分はこのあたりにあるのではないでしょうか。

託児スペースでは子どもたちもエンジョイ

この日キッズスペースで作られた合作は、「海の世界」。自分で描いた絵が自分の決めた通りに海の中を泳ぐ様子が大画面に映し出されると、子どもたちは大喜び!ぴょんぴょん跳ねて自分の絵を捕まえようとしていましたよ!

Viscutはスマホでも使えるアプリが無料配布されています。お子さんと一緒にトライしてみてくださいね。それぞれの個性が光る作品がきっとできるはず!

他の子が作った作品を見たい場合は、同じく無料アプリの「シングルタッチビスケット」「ビスケットパズルコレクション」もダウンロードしてみてください!

[viscuitホームページ]
https://www.viscuit.com/

投稿者について

team artenarra

レッジョ・エミリア、レッジョ・ナラの理念に共感し、日本での読み語り・総合芸術のイベント『artenarra』を開催するプロジェクトチームです。