【基礎演習 表現1:「読む・語る」を学ぶ】
1月22日(土)@IID世田谷ものづくり学校 Studio
いよいよ今日から基礎演習のはじまり、講師は2019年度から引き続き山田宏平さんです。
折しも東京は「まん延防止等重点措置区域」となりました。
普段以上に手指の消毒をして、体温を測って記録して、マスクも忘れずに、講座のスタートです。
場所は、先週に引き続きID世田谷ものづくり学校 Studio。
ここは4月の「アルテナラ世田谷2022」イベント会場になるスペースです。なので最初のテーマは場所に慣れる、人に慣れるです。
宏平さんの声かけに従って、グループに分かれて、お互いを知るゲームをしていきます。4人組や6人組で「ひとこと自己紹介」をしたり、2人組になって一人が座って一人は立って、名前を呼びかけたり。呼びかける口調と距離をいろいろ試して、どこが一番しっくり来るか、お互いの気持ちを探ります。


続いて名前を呼びかけるのではなく「むかしむかしあるところに…」と話してみます。「むかしむかしあるところに…」のあとは「〜がいました」までは続けても良いことになり、それぞれ文章を考えて試してみます。
宏平さんからは「さっき名前を呼んでいた時とどう違いますか?」と声がかかります。短い文を声に出すだけですが、相手に対して集中している感じでしょうか。
こうして本日の主題「読む・語る」を学ぶに入って行きます。
少し長めの休憩の後は、4人のグループに分かれて、ある絵本の前半部分を皆で読んでいきます。1文ずつ読んだり、1ページずつ読んだり。「語る、というのはただ話すのではなく、読み手が心を砕いて伝えようとするもの」と宏平さんからのコメントを聞いて、もう一度読んでみます。

次は「語る」から少し離れて絵を見て、気づいた点を話し合います。主人公の心情を深掘りしたり、他の登場人物の気持ちを考えたり、誰かの視点で、絵に描かれていないことを想像します。
「なんでこんな表情?嬉しい?ドヤ顔?」疑問から仮説を立てて、そこを描写するのにどういう表現をするか、情報を伝えるだけでなく、発信する意図が見えるように「読む」と「語り」になっていくのでしょうか。

最後にグループで「私が見つけた主人公の秘密」をひとりずつ話しました。自分というフィルターを通した物語を披露して、本日はここまでです。
次回は2週間後、同じ絵本の後半部分を読んでみます。
寒さにもオミクロン株にも負けず頑張って行きましょう!